【自浄作用0】日本人のテレビ離れの本当の理由は若者叩きと、過度な高齢者保護。必要なのは組織の若返り

若者の〇〇離れというフレーズをよく見ましたが、ここ何年かは「若者のテレビ離れ」が一段と加速していると言われています。

そんな中、ビジネスインサイダーで掲載された、テレビ局に務めている女性局員による「本音の激論」が話題になっています。

女性局員が語る、テレビ離れの本当の理由は何なのでしょうか。

テレビ離れの理由は視聴者との意識差

ビジネスインサイダーの記事によると、テレビ局に務める女性局員の分析では、テレビ局が用意する娯楽と、見る側が求める娯楽の意識差にあるとしています。

参照:テレビ離れが進む本当の理由、ここでしか言えない女性局員激論120分

テレビで放送される内容は、基本的には権限を持つおじさんが持っている、「おじさんフィルター」を通して作られるため、現在の若者をはじめとした視聴者が求める内容とは乖離しているとの事です。

顕著な例として話題になった報ステのCMを挙げています。

多かれ少なかれズレた放送をする事が多いメディアですが、報ステのCMに関しても「何が悪いのか分からない」とのことです。

さて、ではこの視聴者、ひいては若者との意識の差という点はどういう事なのかもう少し掘り下げていきましょう。

若者に見て欲しいけど若者に嫌われる番組構成

テレビもさすがに時代の流れを考えているのか、若者のテレビ離れを改善したいという意識はあるみたいですが、そういった意識とは裏腹に視聴者が離れる一方というのは、基本的には若者に嫌われる番組構成があります。

最も顕著なのは、「若者を叩いて、それに同調する」番組の構成です。

例えば、テレビを見ていると「最近の若者は暴力的」とか、「若者が引き起こすトラブル」という、若者が見ていて不快になるようなお世辞にも若者が見たくなるような番組構成とは言えません。

おまけに「昔は良かった」といった中高年の有り難い思い出補正付きです。

まぁ、他にもいつまで経っても美空ひばりや石原裕次郎を持ち上げ続けて、理想のヒロインに「タッチの南ちゃん」をあげたりしている辺り、凡そその時代の感覚が抜けきらないんだろうな~というのが一個人としての意見なんですけどね。

懐かしい曲や、過去のスターを持ち上げる事自体は悪い事ではありませんが、日本の番組っていつまでも持ち上げ続けますよね。

ファッションも曲も現在のトレンドとは大きくかけ離れた物を持ち上げ続けて「ドヤ!」って感じで見せつけられても離れるだけです。

テレビ以外の娯楽が多い

もっと本質的な事言ってしまえば、現在は20年くらい前とは違い、娯楽がテレビだけではないというのも大あります。

スマホが浸透するまでは、ネットも一部コアユーザーの為のもので、娯楽が大分制限されていましたが、現在ではスマホが浸透したおかげでテレビ以外の娯楽が一般層に浸透したのが大きいです。

例えば、テレビがドヤって提供する一方的なコンテンツより、SNSやYoutube、サブスク等、自分好みの娯楽を自分から探しに行ける事になり、わざわざ放送時間が限られるテレビを好んで見る必要が無くなっています。

勿論、テレビでしか見れない物も多いですが、ネットを後回しにしてまで見たいと思う番組が少数ということですね。

特に最近はYoutubeで面白いコンテンツが溢れていて、投入される広告費もテレビに迫る勢いと言われているので、このままではこれまで王様気分で好き放題していたテレビもかなり危険な状態になるでしょう。

テレビが世代交代できていない

結局のところ、一番大きな問題はテレビ局側が現場の世代交代が出来ていない事でしょう。

テレビに限った話ではありませんが、いつまでも古い価値観を持った上が権力を持ち続けると、組織の新陳代謝が上手くいかず、提供されるサービスも古いまま停滞します。

テレビ以外では行政サービスもそうですし、最近では業績不振のシャープが台湾企業に買収されて、上層部が入れ替わった途端業績がV字回復した事からも明らかですね。

テレビが復活するにはもっと若い世代に発言力を与えて、自由にやらせる環境が必要です。