英CVCが東芝買収から撤退!社長辞任と株式非公開が原因?誤算の積み重ね

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原発技術の国外流出が懸念されていた、イギリスCVCキャピタル・パートナーズによる東芝の買収ですが、東芝の車谷暢昭前社長の辞任によって幕引きとなり、買収提案が白紙になりました。

いくつかの要因が重なったと言われている今回の買収撤回ですが背景には何があるのでしょうか。

英CVCが東芝買収からの撤退!

4月6日に東芝に対して買収の初期提案をして2週間後に買収からの撤退をしています。

CVCは19日までに「検討を中断する旨」を書面にて東芝に送付していて、そのまま提案は来ないのでは?という見方が優勢です。

日本の原発技術というのは、世界でも最高レベルの物で、原発開発技術を持っている東芝の買収には外為法がどうしても切り離せません。

先日辞任を表明した車谷暢昭元社長は、外資規制をしていた国際局に勤務経験もある、いわゆる天下り社長だったこと、さらに車谷暢昭元社長はCVCの元日本法人の会長を務めていた事もり、まぁ、CVCに肩入れをしていたということでしょうね。

その車谷暢昭元社長が辞任したという事実は、そのままCVCによる買収ができなくなる、という事でもあったのでしょう。

東芝と車谷暢昭社長は対立していた?

イギリスCVCによる東芝買収では、車谷暢昭元社長がCVCとの橋渡しをしていたのではないか?という疑惑、そして買収案に関する経営陣との対立が噂されています。

車谷暢昭元社長は東芝の社長としてはかなり経歴が特殊です。

現在、大手で社長を外部の人間が勤める事は珍しくありません。分かりやすく言えば日産のカルロス・ゴーンが分かりやすいですね。

東芝の社長はそれまで生え抜きの人間、つまり、東芝内の人間が出世して就任する事が伝統だったわけですが、車谷暢昭社長はCVCから東芝の社長になった、東芝としてはかなり例外にあたる人物です。

2020年に車谷暢昭社長が再選した株主総会で、不正があったのではないか?という疑惑が持ちあがり、調査要求された事もあるので、元々株主からの人気も無かったのでしょう。

車谷暢昭元社長再選については日本経済新聞参照

ややもすると文字通り「CVCからのスパイ」と思われたのかもしれません。

実際にスパイかどうかはさておいても、やっている事自体はスパイと変わらないので、利益相反と思われたとしても仕方のない話です。

おまけ:社長とCEOは違うの?

今回、車谷暢昭元社長とプロパーの話でカルロス・ゴーンを例えに出しましたが、カルロス・ゴーンといえばCEOというイメージが強いと思います。

では社長とCEOは違うの?と思うかもしれませんが、厳密には違います。

実は、法律では「社長」という肩書は存在していません。ただのポジションを指すだけの呼び方で、CEO(chief executive officer:最高経営責任者)は法律上の役割が決まっています。

ちなみに代表取締役と最高経営責任者は呼び方が違うだけで中身は同じです。

日本では社長もCEOも同じような形で使われる事がほとんどなんですけどね。

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